マウイ島〜メレを巡る旅(後編)~(まちこ)
③Ka nohona pili kai
ビギンが作曲した「涙そうそう」にマウイ島出身のケアリイ・レイシェルが作詞した曲です。
ロケラニさんが、いつも美しい群舞を披露してくださっていますね。
舞台は、ケアリイの祖母の家があるパイア。
夏休みや週末に訪れていた祖母の家を懐かしんで作った曲だそうです。
パイアはカフルイ空港から車で10分ほど東に進んだ海沿いの街。
そこは、とてもこじんまりした街で、オシャレな店が軒を連ね、まるでおとぎの国のようにカラフル。
インスタ映えすること間違いなしです!
街を散策した後、パイアの海に行ってみました。ライフセーバーもいない小さなビーチなので、観光客も少なく
ほぼプライベートビーチ状態でした。
こちらは前日のハナとは異なり、サラサラのホワイトサンド。遠浅で透明度も抜群でした!
波の音しか聞こえない静かな海でぼーっとしていると、遠くに海辺に佇む家を見つけました。
ケアリイのお婆様の家もあんな感じかな〜なんて想像しました。
He nani ka nohona pili kai(海辺に佇む家の美しさよ)歌詞の通り、美しい浜辺でした。
④Haleakala hula
ハレアカラは「太陽の家」という意味で、マウイ島で一番高い山(約3055m)です。
神話では、洗濯物が乾かないと嘆くお母さんを助けるために半神マウイが太陽をハレアカラに引っ張ってきて
太陽をハレアカラの頭上に留めおいたと言われています。
富士山8合目ほどのハレアカラですが、山頂まで車で登る事ができます。
一気に登ると高山病になる危険があるので、途中ビジターセンター(ハワイ諸島の一部にしか生息していない
銀剣草やクレーターが観られる)などで休憩し、体を慣らしながら登りました。
山頂に着くと、凍える寒さです。ダウンジャケットや毛布は必須です。
駐車場が限られているので、日没30分前に到着したのですが、もう最後の1台でした。
ギリギリセーフです。(現在、人気のサンライズ登頂の方は予約が必要になったそうです。)
それでも、寒さに耐え360℃雲海が広がる中でのサンセットはまさに絶景でした!
⑤Hanohano o Maui
この曲は、マウイ島が一番!という、マウイ島全ての素晴らしさを謳った曲です。
2番に登場するイアオ渓谷はパワースポットで、カフルイから車で20分程西に進んだ所にあります。
渓谷を含む西マウイ山にはいつも厚い雲が掛かっていて、渓谷に足を踏み入れると、そこはとてもひんやりとし
ていて、一面神々しい雰囲気でした。
この曲の中でも ka i ka wai huihui a'o 'Iao(イアオ渓谷の水はとても冷たい)と唄われています。
写真は渓谷のシンボル「クカエモク」 通称「イアオニードル(イアオ渓谷の針)」 伝説では、
クカエモクは美しい娘イアオと恋に落ちたプウオカモアが岩に変えられてしまった姿だと語り継がれています。
余談ですが、イアオ渓谷に行く途中の街ワイルクにあるベイリーハウス博物館では、フェザーレイを作る工程が
展示されていました。今は絶滅してしまった鳥'Ō'Ōの剥製も観られますよ。
3番の人魚が泳ぐプアマナと4番のマウイ島のシンボル・ハレアカラは、記載したのでカットして…
5番はカアナパリ
I ka 'aina pumehana o Ka'anapari(愛にあふれたカアナパリ)
と謳われているように、マウイ島の人々は皆さんとてもALOHA精神に溢れていました。
そして皆さんマウイ島を愛しています。会話の中で必ず「マウイ島はどうだい?」と聞かれました。
「I love Maui!」と返事をすると「そうだろう。マウイが一番さ!」と皆さん誇らしげでした。
6番はラハイナ
ラハイナは「灼熱の太陽」という意味。その名の通り昼間はとても暑いです!
木陰を求めて皆が集まってくるのが、ハワイ最大級のバニヤンツリー。
そして、バニヤンツリーの向かいにはコートヤードという元裁判所があり、今はハワイの歴史や
王族が身に着けていたレイなどが無料で観られる博物館になっています。
この曲はなんと7番まであります。マウイの素晴らしさを伝えるには、これだけ長くなるのも納得です!
7番はこの言葉で締めくくっています。
O Maui a'o kama no e ka 'oi(マウイが一番!)
メレを巡るマウイの旅も終わり、次はオアフに移動です。
マウイ最後の日の早朝、ホテルの芝生でハノハノオマウイを踊りました。
イアオ渓谷(北西)を正面にして踊ったのですが、3番の場所を示すハンドモーションではしっかりと
プアマナの方向を示し、4番でくるりと後ろを向くとパッと目の前に雄大なハレアカラが広がりました!
今まで、どうして4番は後ろ向いて踊るんだろう、と疑問に思っていたのですが、クムの振り付けの素晴らしさに感動!!
鳥肌が立ちました!(写真後方に薄っすら写っているのがハレアカラ)
Kuahiwi kilakila O Haleakala(誉れ高い堂々たるハレアカラよ)〜♪と娘のウクレレ伴奏で歌い踊れた事は、
この旅で一番の思い出となりました。
ホノルルでは、人混みと高層ホテルに圧倒されながらショッピングを楽しみました。
地元のフラレッスンにも参加したのですが、そこでもまたマウイ島に関する曲を教えていただきました。
どうやら、まだまだマウイ島メレを巡る旅は続きそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ワイオリ まちこ
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